このたび白鶴美術館様の公式サイトをサビアがリニューアルさせていただきました。
以前のサイトは十分な情報量を備えてはいたものの、モバイル機器での表示に未対応であったため、少々見づらい状態になっていました。そこで掲載内容は踏襲しつつレスポンシブデザインに切り替え、かつサビアならではのコンテンツも加えたリニューアルを実施いたしました。
美術館サイト運営におけるサビアの対応力
白鶴美術館様がサイト運用の発注にあたり重視されたこととして、まず保守管理でのレスポンスの良さがあります。年二回開催される展覧会に合わせたコンテンツの入れ替えはもちろん、開催期間中は来館客に向けた即時性のあるサポート、休館中は次の展覧会への準備など、サイト上でも時期に合わせた対応力が求められます。そのためには美術館運営への理解が欠かせません。
サビアはこれまで数年にわたり定期的に館の貴重なコレクションを撮影させていただき、映像をはじめとしたデジタルアーカイブの利活用方法についても様々にご提案させていただいております。そういった関係性から、ウェブ専門の制作会社ではなく、美術館・博物館とのお付き合いが長いサビアにご依頼いただくこととなりました。
サビアならではの館内VRを構築
白鶴美術館を語る際に欠かせないこととして、国宝と重要文化財を含む重厚なコレクションもさることながら、国の有形文化財に登録されている本館建物があります。さらに、建物に入るとすぐ目に飛び込んでくる庭園も見どころで、六甲山の麓という立地も相まって館内で過ごす静かな時間は訪れる人の心を豊かにする力があります。
美術館の皆さまもかねてからそのロケーションをアピールしたい、四季折々で表情を変える庭園の素晴らしさを知ってもらいたいと話されていたため、サビアでは館内VRの制作をご提案しました。複数回にわたって館内外の撮影を行い、VR空間を構築。サイト上では季節に応じて表示を切り替え、その季節ならではの本館と庭園の様子を疑似体験していただけるようにしています。
展覧会や所蔵品だけではなく、美術館・博物館自体の魅力をいかに発信するかについては、今後も様々なアプローチで提案していきたいと考えています。
サイトURL：https://www.hakutsuru-museum.org/
