白鶴美術館2022年春季展プロモーション動画

白鶴美術館2022年春季展「白鶴コレクション探訪」の開催にあわせ、プロモーション動画を作成しました。会期前からウェブサイトに掲載されるほか、会期中は館内でも上映され、展示の見どころをご紹介しています。ぜひ白鶴美術館に足をお運びいただき、本映像と展示品を合わせてご覧ください。

高性能カメラが映し出す中国陶磁器の名品

白鶴美術館2022年春季展プロモーション動画

本展覧会の見どころとして、二つの対照的な中国陶磁器が取り上げられています。一方はモノクロの力強い龍が描かれた梅瓶、もう一方はたくさんの登場人物がカラフルに描かれた有蓋壺。映像では、作られた時代からして違うこの二つの壺に描かれた絵を見比べながら、その世界観の違いを明確に提示しています。龍を映すときは映像もあくまで力強く重々しく、迫力ある描線や面を強調。そして色鮮やかな人々を映すときは華やかな雰囲気で、BGMも軽く、そもそも何が描かれているのか覗いてみるような気軽さを演出しています。

白鶴美術館2022年春季展プロモーション動画

サビアではこの二つの名品の魅力をデジタルで残すべく、高性能カメラで全周を撮影。映像化にあたっては、3DCGでの再現という凝った演出も検討したものの、絵の質感をストレートに見せるべく、最終的には高解像の画像を軸に各シーンを構成しました。
梅瓶はモノクロの龍のとくに迫力ある部分を拡大して紹介。瓶上部の螺旋を強調すべく回転させて見せたり、描線を浮き彫りにしたりと、一つの絵から様々な見方を表現しています。また時代の新しい有蓋壺の色絵については、その自由な雰囲気を感じてもらうべく、描かれた人々に焦点をあて表情を順に見せていくという構成にしました。セリフをあててみるなど、色絵の中に物語を見出す楽しみを提案しています。ちなみに、せっかく検討した3DCGは壺の角度を示すナビゲーションとして使用しておりますので、そちらも是非ご注目ください。

特集ページURL:https://www.hakutsuru-museum.org/exhibition/2022spring-main/

白鶴美術館2022年春季展プロモーション動画