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デジタルミュージアム構築支援サービス『ミュージアムDX』開始
~高精細画像で芸術・美術のよりリアルなデジタル化を実現~

芸術・美術の高精細デジタル化などを手掛ける株式会社サビア(本社:滋賀県大津市、代表取締役:奥村幸司)は、美術館・博物館の所蔵品や展示スペースなどをデジタル化しインターネットで配信する、デジタルミュージアムの構築支援サービス『ミュージアムDX』を2022年4月1日より開始いたします。

デジタルミュージアム構築支援サービスの背景
企業でのデジタル化が進む昨今、文化芸術の面でもデジタルでの保存ニーズが高まってきました。しかし、そこには解像度や色の再現性、正確な形状の取得など、難題が山積みです。さらに大判資料や大型絵画に至っては、スキャン場所の確保や大規模なスキャン機材が必要になるなど、デジタル化への物理的な問題も出てきます。そういった課題を解消すべく、非接触大型スキャナでのデジタル化サービスを提供してまいりました。これにより、これまでスキャンが難しかった屏風や掛け軸はもちろん、襖や障壁画といった大判の絵画でもデジタル化することが可能になりました。高い技術水準と先進性で様々な被写体やスキャン条件に対応し、これまでに宮内庁京都事務所、東京国立博物館、アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)、ボストン美術館(米国)など、国内のみならず海外を含む多くの美術館・博物館で国宝・重要文化財を中心に文化財・美術品のデジタル撮影を行なってきました。
また、襖、屏風、油彩画など平面文化財の高精細スキャニングだけでなく、仏像や青銅器、ブロンズ像、陶器などを色彩・形状を共に計測する高精度3Dスキャン、寺院建築物の屋内や美術館・博物館の展示室の高精細VR撮影(8K画面8枚相当の 70Kパノラマ画像)、それらのデジタル化された画像の保存・表示・配信のクラウドサービスなど、世界最高レベルのデジタル化サービスを提供してきました。
この度、コロナ禍の影響もあり、美術館・博物館の所蔵品や展示室のデジタル配信へのニーズも高まり、お客様からのご相談を多く頂く中で、弊社ではデジタル撮影から保存、そしてインターネットでの配信までの技術を持ち合わせているため、総合的なソリューションをご提供できたらということで「デジタルミュージアム構築支援サービス」を始めることとなりました。

デジタルミュージアム構築支援サービス『ミュージアムDX』開始~高精細画像で芸術・美術のよりリアルなデジタル化を実現~

デジタルミュージアム構築支援サービスの特長

◇撮影からデジタルミュージアムのWeb配信まで、一貫した支援
お客様のニーズに沿ってデジタルミュージアムを企画立案し、あらゆる作品や展示空間に最適な撮影方法をご提案いたします。Webページやコンテンツ作成も含めた一貫した作成の支援が可能です。また、品質や費用の管理など全て自社内での作業であるため、コストパフォーマンスのよいサービスとなっています。弊社では、デジタル撮影だけでなく、高精細画像の保存・配信・表示をインターネットブラウザ上で行うことができるクラウドサービスも展開しており、Web制作においても確かな品質のサービスを提供しております。

◇世界最高品質のデジタル撮影
非接触大型スキャナによる平面絵画の高精細スキャン、70K(8Kモニタ8枚分相当)の高精細VR撮影技術、高精細カメラによる超高精度3Dスキャンと、どの撮影技術も世界最高レベルの精細と撮影スピードを誇ります。高精細のデジタル化のデータは記録用の価値としてだけでなく、その品質の高さ故に、データ公開用の高精細画像配信だけでなく、映像制作やAR・VRなどのデジタルコンテンツ、色と表面凹凸を再現できる特殊印刷など、様々なアウトプットに活用できます。

◇Web上に展示室を再現
文化財・美術品の展示空間をV R撮影し、写っている作品の画像や映像をV Rデータに搭載しwebページ化することで、Web上に展示室と作品を再現します。V Rに写っている作品をクリックすると高精細画像や映像などが出てきて、それぞれの作品を詳細に鑑賞できます。様々な撮影技術とWeb化の技術を融合できるサビアだから臨場感あるV R展示室を再現できます。

◇多彩なアウトプット
ネット上のデジタルミュージアムだけではなく、館内で展示される映像などのコンテンツも作成しております。また、油彩画などの色とマチエールなどの凹凸を再現できる高品質印刷サービス「KAIGA2.5」や3Dスキャンデータより3Dプリントでの美術品のレプリカ製作サービスもしております。

関連リンク:
ミュージアムDX特設ページ

実績一例:
いちかわデジタルミュージアム(千葉県市川市)

受付時間 10:00~17:00(土日祝日除く)