アートスキャン
美術品や絵画などの、主に平面作品を最高の精度で取り込み、デジタル化するサービスです。サビア独自のスキャン技術は、レンズ収差が少なく、色再現性に優れた超高精細スキャンが可能。作品の微細な筆触や色味、その他の緻密なティデールを逃さず、作品本来の魅力を忠実にデジタル化することができます。また、高い可搬性と様々な被写体や撮影条件に対応でき応用性を備え、国内外で多くの実績を重ねています。
地方自治体が抱える問題のひとつに、素晴らしい美術品、工芸品、建築物などの文化財を持っているにも関わらず、持て余してしまっている現状があります。そしてその貴重な資産が十分に活用されず、日の目を見ずに埋もれてしまうことは、地方自治体だけでなく日本全体にとっても大きな損失と言えます。
そこで、文化財に造詣の深い私たち株式会社サビアが、そのデジタル化から各種メディアでの利活用までをサポートすることで、地方自治体のDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献できるのではないかと考えました。
現在、有形無形の文化財を後世に伝えるために、「文化のDX」に注目が集まっていますが、DXというと専門的な知識が必要であったり、デジタル人材の確保が必要であったりと、非常に難しい印象を持たれがちです。しかし、サビアの提唱する文化財のDXは次の3つのキーワードで構成されているため、シンプルで理解しやすくなっています。
デジタル化によってアーカイブとしての利便性が向上します。文化財に関する膨大な資料をデータベース化することで、簡単に検索や閲覧が可能になります。これにより、研究者や学生、一般の人々がアクセスしやすくなります。結果として文化財に対する理解が深まりやすくなり、新たな歴史的発見が生まれるかもしれません。
加えて、デジタル化は地方自治体の観光振興や地域経済の活性化にも寄与します。Webで文化財を広く発信し、観光客を呼び込むこともできます。デジタルコンテンツの販売やライセンス提供も可能です。地方自治体の文化財が新たなビジネスチャンスとなるのです。
サビアは最先端スキャン技術をベースとして2007年に起業。国内外の文化財・美術品のデジタル化からアーカイブ化・コンテンツ化までを一貫してサポートするデジタルアーカイブソリューションカンパニーとして、文化財の保存と魅力の発信に取り組んできました。これまでに国宝や重要文化財のデジタル化プロジェクトにおいても多くの取り組みをしてきたことで、美術品や文化財に対する深い理解と知識を持ち、その扱いには非常に長けていると自負しております。
さらに、デジタル化して終わりではなく、デジタル化した資源に応じて最適なアピール方法もご提案しています。VR(バーチャルリアリティ)技術や3Dスキャンを活用すれば、立体的な文化財の体験をオンライン上で提供することもできます。映像制作やWeb制作、デジタルミュージアムによって、現地に行かずともインターネット上で実物さながらの質の高い体験をしていただくことができるため、国内だけでなく、世界中に向けて文化財の魅力を発信していくことも可能になります。
サビアのソリューションが地方自治体のDXに大きく貢献できることを確信しています。
デジタル化により文化財を地域住民に還元し、地域への理解を深め、愛着から愛情へと育んでいく。そんな次世代の地方自治体の在り方をご一緒に築き上げていけたらと考えております。
千葉県市川市のデジタルミュージアム。同市にゆかりのある作家の作品をArt Picks(アートピックス)で鑑賞できるほか、ギャラリーのVRや作家のアーカイブ映像が楽しめます。
和歌山県太地町にある、画家・石垣栄太郎のミュージアムをデジタルミュージアム化したページ。館内をVRで巡りながら、絵画作品の高画質画像や胸像の3Dデータを鑑賞できます。
日本画家・木島櫻谷が遺したスケッチブックのデータベース。膨大な数の作品の検索や絞り込み、Art Picks(アートピックス)による拡大表示で、鑑賞と研究用途に活用されています。
神戸の住吉にある白鶴美術館の公式サイトをサビアでリニューアルしました。展覧会のアーカイブには広報用動画も掲載され、館内VRでは趣ある庭園の季節の風景も見られます。
京都の鹿ケ谷にある泉屋博古館所蔵の中国青銅器をサビアで3Dスキャンし、解説動画を制作しました。こちらは馴染みの薄い青銅器の使い方などをビジュアルと動きだけで説明しています。
同じく泉屋博古館所蔵の中国青銅器を解説した3D動画ですが、こちらは表面の紋様を紹介する内容になっています。この2作は展覧会の会期中、会場で上映されていました。
美術品や絵画などの、主に平面作品を最高の精度で取り込み、デジタル化するサービスです。サビア独自のスキャン技術は、レンズ収差が少なく、色再現性に優れた超高精細スキャンが可能。作品の微細な筆触や色味、その他の緻密なティデールを逃さず、作品本来の魅力を忠実にデジタル化することができます。また、高い可搬性と様々な被写体や撮影条件に対応でき応用性を備え、国内外で多くの実績を重ねています。
貴重な情報が詰まったガラス乾板(湿板)を、非接触で高速かつ高解像度でデジタルアーカイブ化するサービスです。
サビアが誇る『アートスキャナーGPS』は、小型からA3を超える大型まで様々なサイズのガラス乾板を、高解像度かつ短時間でデジタル化することを可能にしました。
様々な立体物をデジタル撮影と画像処理によって3次元計測し、CADやCGモデリング用のフルカラー3次元データとしてご提供いたします。
例えばインターネットブラウザ上に3DCGとして文化財や美術作品を再現し、好きなアングルに回転させて閲覧できるインタラクティブコンテンツを作成できます。また、色や質感にこだわったデータは3Dプリント出力をしてレプリカを作成することもでき、展示用ディスプレイやグッズ化なども実現できます。
EXVR(エクシブアール)は空間を360度ぐるりと閲覧できるVR(バーチャルリアリティ)コンテンツを美術館や博物館むけに制作するサービスです。
VR専用に開発した撮影システムを使い、超高精細フルサイズ一眼カメラで360度撮影。展示室だけではなく、エントランスや渡り廊下なども撮影してVRツアーを構築することも可能です。なお、閲覧にあたっては特殊なゴーグルを必要とせず、パソコンやスマートフォンだけで閲覧できるため、大変手軽にご利用いただけます。
Art Picksは高精細画像の配信・表示・保存ができるクラウドサービスです。画像のデータ容量を問題にしない軽快な操作性を備えたビューワーを介して、各種デバイスで高画質のまま高速表示を可能にしました。3DCGやVRのデータも登録でき、デジタルアーカイブをストレスなく一括管理・閲覧することができます。
サビアでは、作品の魅力を高画質で伝える映像制作サービスもご提供しております。デジタルアーカイブの精細さを映像に投影したり、立体作品は3Dデータ化して様々なアングルを見せたり、ドローンを用いて館の外観を撮影したりと、その表現方法は多種多様です。作品やイベントの魅力を伝える映像の場合、学芸員の方から「作品の見どころ」や「観客に伝えたいこと」を入念に聞き取り、どうすればそれが伝わるかを考えて様々な映像表現をご提案し、話し合いながらオリジナリティあふれる映像を作っていきます。
Webサイトはデジタルアーカイブのネット運用に欠かせないものです。各アウトプットでデジタル化されたコンテンツに相乗効果をもたらし、来客につながります。大事なのは全体を俯瞰して導線設計を行うことですが、サビアではこの辺りを意図してご提案することが可能です。オフィシャルサイトはもちろん、展覧会ごとの企画サイトや通販機能付きVRサイトなど幅広く制作しております。スマートフォン対応のご相談もお気軽にお寄せください。
タッチパネルやモーションキャプチャーを用いたインタラクティブコンテンツ、マルチプロジェクションやホログラムコンテンツの制作サービスです。高精細デジタルアーカイブを活用できる各種最新デバイスに向けたコンテンツを作成し、革新性にあふれた体験型の展示を実現します。
油彩画などのUVインクジェットによる表面質感再現印刷や金箔再現印刷を実現する、一歩先行く印刷サービスです。キャンバスの風合いや絵の具の立体感、画家の筆遣いまでもが複製できる、革新的なレプリカを作成できます。クラフトマンシップにあふれた表装、軸装、額装も承ります。
3Dスキャンしたモデリングデータを用いて3Dプリントで出力し、彩色まで行います。実際には触れることのできない立体作品も、3Dレプリカなら造形を直に触って感じることができます。児童や視覚障がいの方を対象とした「触れる展示」も可能になります。
※画像は兵庫県立歴史博物館で展示された狛犬
タッチパネル / ホログラム表示セット / モーションキャプチャー / プロジェクタ本体 / プロジェクタスクリーン / QRルーペ配信機材(データベース兼制御用PC、イントラネットWi-Fiルーター等)